"実用的な"CPUはどこまで小さくなるのか

やはりギリギリCPU( http://d.hatena.ne.jp/mjt/20110125/p2 )にはスタックマシンに分が有る。

ZPUは32bitのスタックマシン型のCPUで、VHDLにして1000行未満。gccのポートされているCPUとしては最小だろう(AFAIK)。もっとも、いわゆる普通のMIPSプロセサもその程度の行数で書けるので絶妙なところ。(前紹介したMoxieもCPU本体は1000行程度 http://d.hatena.ne.jp/mjt/20100107/p1 )
ZPUは以前も紹介しているが、ナショセミのAppnoteに登場する( http://www.national.com/an/AN/AN-1971.pdf )など絶妙な知名度を獲得しつつある。

J1はVerilogにして200行程度のCPUで、Forthをネイティブ言語として採用している。UDP/IPのような高度なアプリケーションも実装されている。この領域になると、通常のレジスタ型のCPUでは対抗しづらいように思える。
もっとも、J1のアーキテクチャFPGAのブロックRAMに支えられている面が大きい。もちろん、FPGAで動作する、しかし小さいプログラマブルなコアというのはそれなりに需要があるため、十二分に価値がある。