KubuntuをXephyrとTightVNC経由で使う

KDE4はモダンなX拡張、例えばComposite等に依存している。そのようなシステムをVNC経由で使うには、実ビデオカードのXを転送するかXephyrを使う。
XephyrはKDriveと呼ばれたX11実装を元にした、フレームバッファ向けのX11サーバで、各種のモダンな拡張を実装している(ただしGLXを除く)。
重要な問題として、Xephyrは十分に安定していない(しかもスペルが難しい)ことが挙げられる。以下は『今のところ』うまくいっているが、今後ダメになる可能性もある。
XtightvncとXephyrをインストールし、

Xtightvnc -geometry 1280x1024 -depth 24 :1 &
DISPLAY=:1 Xephyr -kb -query localhost -screen 1280x1024x32 :99

のようにする。後はvncviewerで:1に接続すれば良い。もちろん、必要が無ければ、Xephyrだけでも十分だろう。
Xnestや他のXvncの類はサポートしている拡張が少いため、KDE4を正常に動作させられない。
重要なオプションはXephyrの-kbで、+kb等としてXKB拡張を有効にしてしまうと、キーボードレイアウトが変更されてしまう。