夢の達成状況
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961119/knintel.htm
97年付近における2011年の予想に対して、2008年の現状は、
- 10億トランジスタ → core i7で7億あたり
- 10GHzクロック → あきらめた?
- 100,000MIPS(100GIPS) → GPUだと1TFLOPS、ただしこれは独立した命令カウントでない。
- 1V以下 → いける
- 0.07um(70 nm) → ふつう
- 512MB RAM → ゼロ1つ足りない
- 12MB VRAM → ゼロ2つ足りない
- 1TB HDD → ふつう
- 512GB DVD → 50GB程度のBD(1/10)
- チャネルコントローラ → マルチコア、メニーコアで代用
達成した目標と達成をあきらめた目標に相当な差がある。
ちなみにこの当時は、MMXがPentiumに追加されてソフトウェアによるMPEGデコードでDVDが見られるかなという話題が出てきた時代。今は、動画のデコードはソフトウェアデコードから、ハードウェアデコードに戻った。
かわりに、この一年後には3Dハードウェアの隆盛が始まり、今の一年後はLarrabeeなりなんなりで3Dがソフトウェアに戻ってくる。
となると、考えなければならないのは次の入れ替りだろう。
さらに1年後の2000年というと、IBMあたりがLinuxに乗り出し、オープンソースが隆盛を極めた時代といえる。これが入れ替わることを考えると、プロプライエタリなソフトウェアが隆盛を極める必要がある。
CUDAもLarrabeeもアーキテクチャ上の大きな変化であり、それらのコンパイラはgccではない。そのような点を考えると、またハードウェアにバインドされたソフトウェアの時代が帰ってくるのではないかと思える。