VNCがRFCになっていた
VNCのプロトコルであるところのRFB(Remote Frame Buffer)プロトコルがRFCになっていたようだ。
RFCの通り、VNCのプロトコル番号もIANAが管理している。
個人名がバンバン出ているあたりがインターネットのプロトコルらしい。実際、RFBは伝統的にコミュニティ主導で構築され明確な管理はされてこなかった。近年ではTigerVNCがこれらの拡張の集約をしていたが、この役割がIANAに移ったことになる。
もっとも、RFC 6143を推しているVNC実装は今のところあまり無いようだ。そもそもRFBがプロトコルの名前なのでRFBクライアントとかサーバのように呼ばれるような気がするが、VNCの方が有名なのでそちらが使われ続けるだろう。。
エンコード番号として予約されているHitachi ZYWRLEは、日立ソリューションズによるZLib YUV Wavelet Run Length Encodingというウェーブレット変換を採用したエンコードで、動画の転送品質を改善するとしている。( http://micro-vnc.jp/research/remote_desktop_ng/ZYWRLE/ )
処理系などでRFB入出力を独自実装するなら、VNCクライアント/サーバのエンコード対応マトリクスを準備したほうが良いように思える。簡単には、libvncserver/libvncclient( http://libvncserver.sourceforge.net/ )がリファレンス実装と言える。多くの実装がこのライブラリを採用している。