Nintendo 3DS


最近話題なので買ってみた。8/16購入。というか個人用に確保しておかないとDSiwareが買えないので。。(社会的事情)
↑はゲームメモ。でもpictochatより機能が無いのが寂しいところ。。あと、写真として保存するとJPEGになってしまうのも微妙に残念。
手元にSDメモリカードを読むI/Fが無かったので、WebブラウザからGMailに下書きとして保存してPCからダウンロードというまわりくどい方法で保存した。
ピクトチャットと、DSiの"うごくメモ帳"は何故か3DSに無い。ピクトチャットはDSのソフト(楽引辞典)に内蔵されているケースがある。うごメモの場合、eShopに無いDSiwareは移せない仕様なのでどうにもならない。

ダウンロードタイトル

まだあまり充実していない。DSi wareは買えるので"X-Returns"と"さるバンド"を買った。
3DSのソフトは"ひゅーストン"( http://www.poisoft.co.jp/hyu_stone/ )。ひゅ〜ストンはBullet PhysicsやSquirrelを使った絶妙に現代的な作りをしている。良いゲームだと思う。

Webブラウザ

やっぱりタブブラウズは欲しかった。。NetFrontという名前が付いているが、WebKitベースブラウザ。(ACCESSは移植層をNetFront NXとして販売している)
Canvas等も対応しているのでやる気さえあればWebベースのゲームは作れそうだが、如何せん遅い。。
Data-URIでフリーズする問題( http://www5b.biglobe.ne.jp/~clap/3ds/test/datauri.html )は修正されたようだ(2.1.0-4J)。
twitterはmobile版なら使える( https://mobile.twitter.com/ )。

3D

3D動画を再生できるようになると面白いような気がする。もちろん、今でもeShopや各種アプリケーションからは再生できるけどそれでは意味無いので。。
"どこから見てもブレない"画像を表示するためには、最前面に表示する必要がある。というわけで今後も多くのゲームはHUDの類を最前面に表示して、ゲーム画面をHUD越しに見るようなデザインにするだろう。。テイルズが顕著な例(eShopで動画を見ることができる)。このレイアウト方針は据え置きの3Dゲームとは違ったものなので、ひとつの3Dゲームをマルチプラットフォーム展開するのはあまり簡単ではなさそう。
3D不要論のようなものもそろそろ出ている時期だけど、個人的には3DSの3D機能は今後活用できる局面は増えていくような気がしている。まぁ、任天堂にしても3Dへのこだわりはもう伝統芸なので。。

2台のポケットカメラを横に並べて連続撮りしたあと、両方同時に再生して立体視すると3Dムービーが見られます。

そういうところがブレないのは本当にかっこいいと思う。

グラフィックス

数本のゲームを観察する限りでは、開発環境が不味いんじゃないかと不安になるところがある。PICA200には影生成ハードウェアがある筈だけど実際のゲームには伝統的な丸影が多かったりするので、まだ多くのデベロッパは普通のOpenGLハードウェアとしてしか使っていないのでは無いだろうか。。
あとテクスチャをあまり積極的に使っていないのも謎。

システムソフトウェア

PS3XBox360のように、ゲームをバックグランドに回して小さなアプリケーション(ゲームメモやWebブラウザ等)を動作させることができる。PS3等ではメニュー程度の機能性だが、3DSではそれなりにリッチな対話的アプリケーションが動作している。
これは地味に実装が面倒な機能で、PS3Xbox360では、システムリソースをゲーム用とバックグラウンドアプリケーション用に分割する方法を取っている。おそらく3DSも同様に、ハードウェアリソースの一部を予約しているだろう。
今回、DS互換機能の使用時にはバックグランドアプリケーションは一切使用できないことを考えると、3DSで初めて何らかの調定機構が導入されたことを伺わせる。GBAやDSのように、ハードウェアを直接制御されてしまうと、"Homeボタンによってホーム画面に遷移したときに音を止める"というだけで一仕事になってしまう*1
微妙に不審なのは、ゲームアプリケーションによってブラウザの挙動が異なるように見える点(画像やスクリプトがロードできたりできなかったりする)。このため、3DSのシステムソフトウェアはゲームとバックグラウンドアプリケーションの間で、リソースの"貸し借り"をおこなっているのではないかという懸念がある。基本的に、ゲームアプリケーションの互換性を最大限に担保するためには、システムソフトウェアはゲームから見たときに可能な限り透過的でなければならない。
PS3XBoxでは、XMBダッシュボードを出している間もゲームは動作しつづけるが、3DS(や、Wii)ではゲームは停止する。このため、ゲームのサウンドをFade-in/outすることができず微妙に違和感のある画面遷移になってしまう。ゲームが通信している間はメニューへの遷移を禁止できるようだ。
システムソフトウェアにはWPA SupplicantのようなFOSSがいくつか含まれている。

*1:PARやいわゆるマジコンの類はメニュー上で音を出す必要が無いので単にミュートすれば良いが、システムソフトウェアのホーム画面はそうは行かない。