mosh VS. mosh

各種moshビルドを同一CPU上で比較できるようにしたので、gambit-benchmarkで比べてみる。ただし、Windows版はtrunk r1464に加えてWindows版のtime-usageを追加している。また、Windows版の実行環境はXen上のVMとなっている。

実行環境はCore2 Duo 6700 2.66GHz。

結果

本来的には何度かテストして分散とかを取るべきで、裏で動いているプロセスの影響が排除し切れていない可能性がある。全てのアーキテクチャについて一度しかテストしていない。
スレッドサポート版はリエントラントなメモリ関数を利用している。これはロックが必要なのでパフォーマンス低下を招く(もちろん、処理時間の全てがGC関数に費やされているわけではないから、それほど大きくは違わないことが多い)。

基本的にMingw版はVC版よりも早い。ところどころで遅いテストもあるが、これはスレッドサポートに起因すると考えられる。
意外なことに、多くのテストではi386版のほうがamd64版よりも速い。これは、ポインタの操作に必要なメモリ帯域の差のような気がする。
全体的に、Mingw版は(Xenで実行しているのにもかかわらず)それなりのパフォーマンスを実現していると言える。