超漢字4をVirtualBoxで使う


なんとビルドまで進まなかった。。実際の開発は後でフォローアップしたい。

ドキュメントは開発元のサイトで公開されている。

インストール

手元のCDメディアは何故か認識されなかったので、一旦Windowsフォーマットなディスクにコピーする方法でインストールした。

  1. VT-x/AMD-Vを有効にした仮想マシンを作る 重要。これが無いと起動画面で停止する。
  2. インストールメディアをUSBメモリなりなんなりにコピーし、USBディスクを物理ディスクとして仮想マシンに接続する (これはイメージでも可)
  3. 空のディスクを接続しておく
  4. 普通にインストール

この段階ではネットワークは使えなかった。手元のメディアはR4.000だった。4.1系にアップデートしないとPCnet IIIが認識されない。

アップデート

というわけで、

のアップデートデータをダウンロードし、適当なisoイメージ作成ツールでこれらを含んだisoイメージを作成する。

  1. 小物→ファイル変換 がファイルのインポータなので、適当にコピー
  2. さらにコピー先のアーカイブを開いて内容を取り出す
  3. 表記の内容に従う

... インストーラくらい作ってくれても良かったのに。。アップデートは、バージョン情報ダイアログにパッケージをドロップという方法で行う。人類にはまだ早い。

SDK

セルフ開発環境が以下で公開されている。

動的ライブラリのサポートがR4系以降なことに注意。それ以前のリリースではセルフ開発環境は提供されず、クロス開発環境しかない。
久々に触ってみて思ったのは、"超漢字では有るかもしれないが超文字でもなければ超文書でもない"点。OSと文字環境を切り離す、例えば、JIS第2水準までの環境は無償にする等の配慮が必要だったのではないか。と。そういうポイントでは超漢字は最低を尽くしていて、開発等の情報もBTRON CLUB(有料)でやりとりされていたと言われている。(ちなみにBTRON CLUBの例会はちょうど前回で100回を数えたようだ: http://www.btron-club.org/activity-chronology.html )
TiPOとかTeacubeのような方向性は他と比べて圧倒的に正しかったが後が続かなかった。何に値段を付けて、何を無料で押し付けるのかは慎重に選択する必要がある。文字データベースのメタデータを独占販売する( http://www.seiwatei.net/info/mjkres.htm )のは控え目にいって愚行で、結局我々はUnicodeを選択した。Unicodeは無料で押し付けられたが、ずっと良い考察とソリューションを提供していると言える。 FIXME:もうちょっと良い例で書く。