Wikipedia日本語版のSuperFXの記事が不思議

ふと気付いたけど、Wikipedia日本語版のSuperFXの記事が不思議なことになっている:

スーパーファミコンにはグラフィックの拡大縮小および回転を行う機能は搭載されていることが知られているが、こうした機能を最大限に駆使することによって、擬似的に三次元空間描写を行うというものが実際の実装と用途である。
(snip)
スーパーFXチップはこの「スクリーン枚数の増加」と「演算補佐役」を司る回路である。

SuperFXは、SFCの描画機構を直接制御または拡張することは出来ない。言い換えれば、SuperFXの制御でBG面やスプライト自体を回転させることはできない。SuperFXは純粋にRISCチップとしてVRAMにイメージ描画をするだけで、SFCの技術的な制約はそのまま受ける。
StarFoxやワイルドトラックスでは、ポリゴンplayfieldをBG面に描画している。複数のBG面をポリゴンのようにつかって描画しているわけではない(Wikipedia記事の書き方だとこう読めてしまう気がする)。ちなみに、これらのタイトルでは書割背景のためにさらにBG面を消費しているため、アフターバーナーのような地面の回転を表現できない。(StarFoxではBGが回転しているように見えるが、メガドラ的な回転(Shear)であってMode7でない。)
ヨッシーアイランド等スプライトの回転に使用されることもあるが、スプライト表示自体は回転していない。単に回転したあとの画像を、スプライト用のメモリに書き出しているだけとなっている。

  • Suggested:

D
ヨッシーアイランドでは、シーンによっていわゆるMode7も併用している。Mode7は回転対象となるBGが1枚しか使用できないが、SuperFXによってスプライトの回転画像を生成させることで、Mode7回転(BG)とSuperFX回転(スプライト)の競演が実現している。