にたものどうし

IPv6R6RSの悪いところって似てると思った。バージョン番号も似ている。

  • 過去のバージョンは広く実装されている

Schemeで言えばR5RS、IPで言えばIPv4が有って、どちらもその世界で十分に独占的であると言える。
IPv6R6RSは待ち望まれていたことに対していくつかの回答を提示したが、他のものも多く持ち込んでしまった。

  • すごい便利な、しかし本質的でない問題解決が多い

IPv6ではLink Localアドレスと呼ばれるアドレスのクラスが導入され、同じLANに接続された機器であれば(Bonjourのような別のプロトコルを使うことで)何も設定せずに通信することができる。しかし、これはAutoIPという形でIPv4にバックポートされている。(別にIPv6でなくても実現できる概念)
R6RSでは、文字列がUnicodeになるとか、numeric-towerの実装が必須になるとか、さまざまな実用上重要な変更が加わっている。しかし、これはR6RSの根幹をなすライブラリシステムとは比較的独立した問題となっている。