何故か192.88.99.2

今まで殆どの6to4のリレールータは送信元として192.88.99.1を付けていたが、どうも世間には192.88.99.2を名乗るルータも有る様だ。
一応6to4には192.88.99.0/24が割り当たっている(RFC3068)ので不都合は無いが、Linux的には、トンネル先のアドレスごとに一つのトンネルインターフェースを必要とする。
要するに、192.88.99.1に対してやったのと同じように、192.88.99.2に対するトンネルも用意すれば良い。

ip tunnel add ttl 50 mode sit remote 192.88.99.2
ifconfig sit2 適当なアドレス
ifconfig sit2 up

もうすこし根本的な解決が必要だろう。
この現象は、pingが通らないように見える。ppp接続をtcpdumpで観察し、IPv6パケットが帰ってきていないかを確かめると良い。

# tcpdump "(ip proto 41)" -i ppp0
06:47:54.179947 IP Z214036.ppp.dion.ne.jp > 192.88.99.1: IP6 ...
06:47:54.197928 IP 192.88.99.2 > Z214036.ppp.dion.ne.jp: IP6 ...

このようにパケットが帰ってきていても、ping的にはtimeoutに見える。行きのパケットの宛先が192.88.99.1なのに、帰りのパケットは192.88.99.2であることに注意。