結局セガサターンのプロセサは何個だったのか
SuperHといえばサターンやDCのようなセガ末期のハードということで。
一般には、SH-2(x2)と68kの構成として知られている。これに加えて、マイクロコードで制御されるDSPをいくつか備えている。
- SH-2 x2 @
20MHz26/28MHz (see comment)- 2MB SDRAM
- 68EC000 @ 11.3?MHz
- SCSP @ 22.6MHz
- SCU @ 14.3 MHz
- 他に周辺機器制御のためのマイクロコントローラ(SMPC)とCD-ROM/MPEGデコーダ制御用のSH-1がある。(ユーザはプログラミングできない)
どうしてこうなった。。
全てのチップが別々に存在しているわけではなく、SH-2がデュアルコア(ダイ?)の1チップになったり、SCSP+68kで1チップになったりしている。
ちなみにDreamcastでも(ビデオ周りを除けば)大変化というほどでもなくて、
ゲームは非常にリアルタイム性の高い仕事なので、1 chip 1 タスクという配分が合理的という考え方もある。CD-ROM以前のゲーム機はソフトウェアを一般にROMで供給していたので、遅延の予測できないロードは一般に存在せず、ロードを行う場合はゲームの進行そのものを止めるのが普通だった。*1
SS/DCどちらも、ATARI JaguarのGPUやSony PS2のVUのように、汎用的に使えるDSPは搭載していない。JaguarやPS2では、画面に対するぼかしエフェクトなどにDSPを使用することができたが、SSのDSPは固定的なパイプラインの一部を占めるに過ぎない。