OpenCL実装がAMDから公開される

ただし、LLVMMinGWを使ったCPU実装で、GPUでは動作しない。要SSE3以降。
実装は全体的にかなり男らしい。リリースノートに挙げられている物だけでも :

  • clBuildProgram APIを呼び出すとLLVMでコードをコンパイルし、テンポラリディレクトリにDLLを生成した上でリンクして使う
  • パディングはユーザの責任。適当なint型をいれてvector型のalignに合わせる必要がある。(多分gccのaligned属性はこの目的に使える)
  • 構造体の中で配列を使うことはできない。
  • ローカル変数を関数の中で宣言することはできない。

yuniでは至近のサポート予定は無し。できるようにはデザインするけど、実装毎の差異がまだ出揃ってないので様子見中。
ただ、今のAMDの実装にみられるような制限が色々な分野で出てくるようなら、(S式で数式を書いてプログラムを出力する)glueとしての需要はかなり期待出来るように思う。シェーダプログラムを実行する環境 というと事実上IntelNVidiaATIしか無かったが、OpenCLの場合は非常に幅広い環境で実行される可能性がある。そういう環境なのに変数が宣言できる/できないというレベルで実装がまちまちだとかなりヤバい気がするが。。