Windows版qemuをビルドする
手順的には http://lassauge.free.fr/qemu/ に有るのが近い。ただ、特にパッチしなくても正常に動くバイナリは出来る。
MinGWをインストールする
公式サイトは解りづらいのでSFのダウンロードページを見る。https://sourceforge.net/projects/mingw/files/
configure
qemuのconfigureはgnu autotoolsで無いので、幾つかの一般的なオプションを受け入れない。
CCにフラグごと指示してしまうのが早い。
../configure --cc="gcc -I/PATH/TO/INCLUDE/DIR -L/PATH/TO/LIBRARY/DIR" --disable-kqemu --prefix="c:/qemuroot" --target-list=i386-softmmu
その他のツール
TAP-WIN32を入手するためにOpenVPNを入れる。OpenVPNのプログラムメニューからadd a new TAP-Win32を選んで仮想NICを作り、適当な名前にリネームする。QEMULANのような1byte文字が望ましい。
付けた名前をTAPデバイスの名前として利用できる。qemu -net tap,ifname=QEMULANのように指定でき、正常にqemuから認識されれば、TAPデバイスにEthernetケーブルが接続されたように見える。
また、TAPデバイスには"ゲストOSから見た、ホストOSのIPアドレス"を予め設定しておくのが好ましい(ゲストOSのIPアドレスでないことに注意)。もちろん、普通のEthernetデバイスのようにブリッジしたり、インターネット接続の共有を行うことも出来る。