現在のmoshはgcc4.1ではビルドできない

64bitのgcc4.1でコンパイルすると、

  • コンパイル中に異常終了する(x86_64)
  • 正常に動作しないバイナリが出来る(PPC64)

正常に動作しないバイナリが出来るケースが地味に困るケースで、手元の環境(Sony PlayStation 3)では./mosh -5 all-tests.scmが完走しない。通常のREPLには入れるので厄介。
moshをビルドしたらmake checkを心がけたい。ただし、これらのチェックはどこかに、何かのファイルを作るので完全に安全ではない。
本来ならばconfigureでチェックしてビルドを停止すべきだが、32bit環境ではgcc4.1でも動作するバイナリが出来ることが多いのと、Cygwinのように未だにgcc3.xがデフォルトだったり、もしかしたらまだgcc4.1を採用しているディストリビューションが有るかもしれないので微妙。
moshにおけるほかの"壊れやすいパート"は多倍長演算に使っているgmpで、これもビルドが終わったらmake checkを通すべき。また、自前でコンパイルせず、ディストリビューションで提供される、gmp-develのようなパッケージを導入する方が好ましい。GCやonigurumaのようなmoshに同梱されているライブラリはmoshのmake checkで同時にテストされる。