Xbox OneのアップデートとNUI sunset、WebGL導入

XboxOneのアップデート(NXOE: New XboxOne Experience)が行われ、

が行われた。
Xbox360でもNew Xbox Experience(NXE)としてゲームのHDDインストールやダッシュボードの大幅デザイン変更、アバターの導入等を行ったが、Xbox Oneでも同様のアップデートを導入することになった。

ダッシュボード上でのジェスチャ操作の廃止

従来のXboxOneはKinect2を使用したジェスチャによる操作が可能だった。これに合わせてUIエレメントがかなり大きめに取られていたり、スクロール方向の限定等、迅速なナビゲーションにはあまり向かない感じのUIになってしまっていた。
- あまり上手でない
このジェスチャの練習アプレットはNXOEアップデートによって削除され、現在では起動することができない。もっとも、公式サイトではまだちゃんとページが存在する( http://support.xbox.com/ja-JP/xbox-one/kinect/common-gestures )。
... 実際無くなってみると寂しいものだが、確かに現実的に使ったことは一度もなかった。ちなみに、旧来のIEでもジェスチャ操作に対応していたはずだが、その存在を忘れていたので動画に撮り損ねてしまった。
もちろんKinectによる音声コントロールは健在となっているが、せっかくのdepthセンサとFull HDカメラを活用する機会が大分失なわれてしまったことになる。もっとも、音声操作の他に、顔認識サインインや赤外線によるコントローラペアリングも残っている。
個人的にはMSはXbox miniのような光学ドライブの無いTV add-onシステムを販売すると予想していて、たぶんその頃には音声入力リモコンを導入してカメラは廃止してしまうのではないかと思っている。(なのでAppleTVやFireTVのようなフォームファクタが重要と考えている)
10フィートUIにおけるジェスチャ操作は次世代への宿題となってしまった。

標準ブラウザのEdge化

多くの動作の高速化など、XboxOneはようやく実用的なシステムUIを手にいれることになった。コンシューマ向けの機能としてはXbox360互換が大きくクローズアップされている状況だが、個人的により注目しているのは、標準WebブラウザがEdgeになったことによるブラウザのモダン化。
PS4ではストア実装にWebGLを使っていたり、WiiUでも標準ブラウザでGamePad APIを採用する等しているが、Edgeはモバイル上でのモダンブラウザに引けを取らない機能性をサポートすることになった。

- 上のblog記事でプレイしているデモを動画に録ってみた
これにより、常識的な速度で動作する3Dゲームが普通に提供できるようになったため、HTML5ゲームでの標準プラットフォームの位置を狙えるかもしれない。特にPC上とは違いXbox上ではEdgeが唯一のブラウザ選択肢であり、Edgeの強力な支持者の一角を占めることになる。

もっとも、たまにメニューが操作できなくなったり、お気に入りのサムネイルがbing由来なのかなかなか更新されなかったり(これはXboxOneのIEでも同様)といった微妙な動作は残っている。