モコモコフレンズと秘密の言葉

(微妙にネタバレmiiverse: https://miiverse.nintendo.net/posts/AYIHAAAEAACHVRTsyJ6ISw)
モコモコフレンズの秘密の言葉をついに見つけてしまった(セリフを全部文字起ししてキーワードを出し、端から試すという原始的な手法で...)。というわけで、モコモコフレンズの秘密の言葉は実装されているということがわかった。
特典内容からすると他の言葉も有りそうだが全然見当もつかない。雑誌名など一通り入れたがこれは少くとも見つけたものは固有名詞ではなかった。

パスワード公開されない問題

日本コロムビアになってからはあんまし買ってないが、ここのゲームはコンテンツのアンロック要素がゲームに入っていて、プロモーションでアイテムを配布できるように配慮されていることが多い。
しかし、パスワード系は打率というか公開される確率が低い気がしている:

★したタイトルが、HP上に"スペシャル"が有るのに結局更新されなかったタイトル。すみっコぐらしのように"第1回"を銘打ってそれきりというケースもある。
Twitterで聞くところ( https://twitter.com/IKUamaKUN7/status/663352944964665344 )によると瞬足も同様にパスワードを公開していないらしい。。(瞬足はMTO: http://www.mto-power.com/boys/syunsoku/ MTOは日本コロムビア同様にお茶犬のゲームを出している。また、きせっこぐるみぃのようなカルトゲームを出しているのも近しい。)

絶対にコンプリートできないゲームで良いのか問題

というわけで今のところモコモコフレンズは秘密の言葉が公開されていない。これはつまりゲームをコンプリートできないことを意味する。気になるのはモコモコフレンズは(たぶん)初の海外進出タイトルで、Aksysから北米版( http://aksysgames.com/mocomoco/ )が発売される。この北米版の仕様があらかじめ隠し要素解放でくるのか、そのまま単に廃止するのか動向が注目される。
実は現状のプラットフォームでは"ゲームをコンプリートできること"自体はゲームの企画要件でない。これは、"そもそもゲームクリアとは何たるか"を明確に定義することが難しいため。ただし、いわゆる実績システムを持っているプラットフォームは、実績についてはゲームプレイまたはダウンロードコンテンツの追加で獲得できるように要求していることが殆どとなっている。(つまり、絶対に獲得できない実績を設定してはならないことになっている。)
逆に言えば、実績をコンプリートできることはゲームの企画要件となっているわけで、任天堂を除く殆どのゲームプラットフォームでは企画に対して"クリアできるゲーム"であることを要求しているとも言える。
いわゆるソーシャルゲームやその他のマルチプレイを前提としたゲームのように、ゲームの寿命が明確に設定されている(= サーバが閉鎖されたら遊べなくなる)ゲームがゲーム市場の多くを占めるにつれ、ゲームはより時代的な体験へと変質しているのかもしれない。これらのゲームはデザイン上ゲームクリアを設定せず、終着駅が存在しない。
ゲームのサテラビュー化とも言える。サテラビュー任天堂による衛星放送を使用したゲームで、当然そのゲームは良く記録することができず、現代の我々が追体験することも難しい。パスワードによってロックアウトされたコンテンツも、時間の経過に従って存在しなかったものとして扱われ、我々の手元にはコンプリートできなかったゲームが残ることになる。