AppleTV gen4
というわけでAppleTV gen4も購入。
- http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20151029_727983.html
- 進化したApple TVを試す。モダンOS化で劇的に使いやすく
- http://www.phileweb.com/review/article/201511/05/1846.html
- 第4世代「Apple TV」レビュー。「テレビの未来はアプリ」は本当か?
- http://help.apple.com/appletv/?lang=ja
- オンラインヘルプ
av watchのレビューで良いんじゃないかと思うけど細かい点について。
ビックカメラで定価購入。スムースに購入したけどHDMIケーブル付いてこないのに抱き合せ販売しないのはどうかと思った。もっとも、うちには仕事柄HDMIケーブルが生る木を植えてるので特に困らない。
UIデザイン
基本的には全てリモコンで操作する。Nexus Playerのようなリセットボタンも存在しない。
リモコンのボタンは:
- タッチサーフェスのクリックボタン - 決定操作。ゲーム内のアクションは基本的に全てこれに充てる。
- HOMEボタン - ホームメニュー。ダブルクリックでタスクスイッチ、シングルクリックでアプリに戻る。アプリはハンドル不可。
- MENUボタン - 事実上戻るボタン。AndroidTVと異なり、MENUボタンはトグルを許可している。
- Siriボタン - 日本ではSiriが有効なのでSiriボタンになっている。アプリはハンドル不可。他のボタンに比べて少々凹んでいて、押されやすくなっている。
- 再生ボタン - ゲームではSTARTボタン相当の動作に充てていることがある。
- 音量ボタン
ゲームではタッチサーフェスのボタンをアクションボタンとして使用し、MENUボタンをポーズや"戻る"に使っていることが多いようだ。
MENUによってサブメニューを表示するアプリは殆ど無い(!)。AppleTVでは画面を上にフリックしていくとタブメニューを出すことが多いため、MENUで実際にメニューを出すのはゲームくらいなのではないだろうか。。独立したHOMEボタンが有り、戻るの連射でホーム画面まで戻す必要は無い。ちなみに、メニューを開くための公式操作はタッチサーフェスの長押しとなっている。(AppleTV HIGに記述がある: https://developer.apple.com/tvos/human-interface-guidelines/remote-and-interaction/ )
リモコンには加速度センサが内蔵されているが、今のところ標準UIでは使用されていないように見える。ドライブゲーム等が横持ちさせてステアリングに使用している。(要するにモーションプラスの無いWiiリモコン。 - デバイス的にはジャイロも入っているしHIGでもそう宣伝されているが、今のところAPIが機能していない。)
タスクスイッチャはカード型。上にフリックすることでアプリケーションを終了することもできる。バックグラウンドに回したアプリケーションは適宜自動的に終了される。
ホームの長押しからスリープモードに入れることができる。しかし、XboxやPSと異なり、この操作はなぜか効かない画面(タスクスイッチャ上など)がある。Nexus Player等と同様、独立した電源ボタンは備えない。
セットアップとアカウント
セットアップはiOSデバイスを持っていれば一瞬で完了する。LANに接続し、iPhoneなりなんなりを近くに置けば完了。逆に、Appleエコシステムと関わりが無いと非常に大変になる。
- AppleIDの一括セットアップは初期設定でしか提供されない。この機会を逃すと、iCloud、iTunes Store、Game Center全てに手動でサインインする必要がある。
- さらに、それぞれのアカウントが他のMacまたはiOSデバイス、Windowsでサインインされていないと、有効なIDとして見做されない。
- AndroidTV等に見られるPINによるアクティベートは採用していない。
例えば、iTunes StoreはWeb上には存在しないため、WindowsにiTunesを導入する等しないと、有効なiTunesアカウントを作ること自体ができない。ついでに、Apple製デバイスの常としてWPS等にも対応していないため、やっぱりiOSデバイスでセットアップすることを前提としている感が有る。
tvOSのテキストWidgetはどうも完成度が低い印象を受ける。パスワード窓を一度全消ししてから更に入力すると、一部文字が化けて表示される(入力自体は正しく行われる)。
初期セットアップはまずまず。
なぜかMENUと音量+ボタンでペアリングを開始する文言は翻訳されていない。実際にはタッチサーフェスのクリックだけでも正常に接続するように見える。ペアリング済で出荷している?
EULAのAccept/Declineボタンが何故か翻訳されていない。この辺の言語不統一はGame Center等でも見られる。
ちなみにApp Storeのアカウントは複数登録することができるが、設定メニューから明示的に切り替える必要がある。Macやゲーム機のようなログオンUIは存在しない。
構成
Nexus Playerと比べて、解像度/色空間(YUV/RGB limited/RGB full)の手動設定やDVI解像度のサポート等充実している。オーバースキャン構成パターンはXboxOneのものと似ている。
解像度を変更すると、よくあるカウントダウンも出る。"Appleロゴが見えたら"とわざわざ振る理由は謎だが。。
音声はDolbyのOn/Off等。XboxOneやPS4ではBluetoothヘッドセットが使えないが、AppleTVではこの世代からBluetoothヘッドセットをサポートしている。
ゲーム
今回はRayman Adventuresを遊んでみた。RaymanはAtari Jaguarから続くUbiのゲームシリーズでプラットフォーマが多い。
GameCenterのサインインや実績の獲得といったシステムメッセージは(PlayStation 3風に)オーバレイ表示される。
GameCenterの実績システムはPlayStationのトロフィーと異なりクラス分が存在しない。...アイコンも出ないんだっけか。。?
ちなみに、AppleTVには現状Game Centerアプリが存在しないため、本体上で実績を確認することはできない。この"Also available in Game Center"の表記はタブレット版からのleftoverと思われる。
Rayman Adventuresは日本語環境ではEULAが読めないのがちょっと気になったが、リモコンを使った制御はそれなりに快調。ゲームパッドでも操作できることになっているが、リモコンを使用した場合は、左右には常に走り、アクションボタンでジャンプ、フリックで攻撃またはターンという仕様になっている。
ゲームの内容としてはいわゆる普通の基本無料ゲームだが、収集可能なモンスターを使ってループミュージックを作る機能は良いと思った。個々のモンスターが異なる楽器音を持っており、アクションボタンでリズムを入力することができる。迷宮組曲感有る。