SD-U2DAC-HPL (響音DAC HPL)

結局、CMedia 6620Aなデバイスを買い足してしまった。。(これにはS/PDIF入力が有るので)
USBオーディオバイス遍歴:

X-Fi Goを除くと全部C-Mediaってのが凄いな。同じベンダのチップを使ったUSBオーディオを複数台インストールすると事件が起こることがあるので、基本的にオーディオデバイスは1台のPCに1台にする方が好ましい。
... というわけで、エアリアの SD-U2DAC-HPL を購入。

Xonar U7とほぼ同じC-Media 6620Aを使用したUSBオーディオで、最大192kHz、24bits出力なのも同じ。

サマリ

Xonar U7とUSBデバイスとしての中身は一緒だけど、どちらかを選ぶなら個人的にはXonar U7を勧める

  • 響音DAC HPL の良いところ
    • SPDIF入力がある
    • ヘッドホン端子のアナログボリューム
    • リレーが入っていないので静か(Xonar U7は電源を入れたり出力をヘッドホンと切り替える度に"カチッ"と鳴る)
  • Xonar U7の良いところ
    • Dolby入り
    • 光デジタル出力で5.1ch出力できる。(響音DAC HPLで出力できるのはDVD等事前にエンコードされたもののみ)
    • LEDが点滅しない。(響音DAC HPL再生中にLEDが点滅する。)

響音DAC HPLは軽くて安い感じのする筐体で、組み立てが悪くてボリュームノブが垂直に出ていないので回しづらい。。

左がXonar U7、右が響音DAC HPLの設定画面で、非常によく似ている。Xonar U7はASUS独自スキンになっている。ちなみに両者は共存できない。片方の設定を変更すると、もう片方にも反映されてしまう。Xonar U7の方には本来存在しないはずのAux Inが表示されているが、これがS/PDIF入力に相当する。
響音DAC HPLはC-Mediaのドライバをそのまま使用しているので、Dolby関連機能を除くとXonar U7よりも機能は多い。Xonar U7に無いのは:

  • OpenALのサポート (手元では動いてないけど)
  • Xear 3D EX (Vista以降の環境でDirectSound 3Dを有効化する)
  • Xear Audio Brilliant (いわゆる高域補完を行うクリスタライザ。)
  • 7.1仮想スピーカシフタ

Xonar U3ではGXを使ってDirectSound3D + CreativeのwrapperでOpenALが使えたが、響音DAC HPLはC-Media純正のOpenAL(cm_oal.dll)という違いがある。


Cmiedaってなんだよ。。(C-Mediaが正しい)
パッケージ裏も多少お茶目な状態になっているが、取説も何故か誤字だらけで正しくない記述が多い。まぁC-Mediaなシステムは大体何か間違っていることが多いが(そういう意味ではXonarは優秀だ)、ちょっと不味い気がする。

S/PDIF入力

響音DAC HPLには、最近のカードには珍しいS/PDIF入力がある。というか今回はこれ目当てで買った。
響音DIGI+ ではS/PDIFが無入力になるとノイズを出すという不味い性質があったが、響音DAC HPLではそのような挙動は無かった。サンプリングレート48kHzでPS4の音声を問題なく受信できた。
... 説明書にはSCMSを尊守しているような記述があるが、手元の実験では特に問題なくPS4Blu-ray2ch LPCMを受信できてしまった。