Macの内蔵HDDのバックアップイメージをNASに作成するメモ

そろそろ手元のMac mini(Late 2009)をクリーンインストールしようと思い立ったので、ディスクイメージを作成してHDDを消去することにした。OSはYosemite。
通常の人間はTimeMachineを使ってバックアップした方が良いと思う。個人的にはあまりTimeMachineを信頼していないというか古いイメージが自動で消える仕組みはちょっと。。

最近のデスクトップOSというかWindows同様、Mac OS Xも回復パーティションが有りそこから起動できる。実はマウントしながらでもディスクイメージが作成できるのかもしれないが、常識的に考えて危いので今回はアンマウント状態で行った。
メニュー("OS X ユーティリティ")の動作はあんまり安定していない。メニューが消えてしまったときはメニューバーから適当なユーティリティを起動してコマンド + Qで終了させればメニューが再度表示される。

なぜか手元のMac miniはイメージ作成中にsleepしてしまうので、caffeinateコマンドでスリープを抑止する。
ユーティリティからターミナルを起動し、

caffeinate -d -i -m -s &

caffeinate の有効期限は、コマンドが起動している間だけなので、最後の & でバックグラウンドに回す必要がある。ターミナルからバックグラウンド起動したプロセスはターミナルを終了してメニューに戻ってもちゃんと残る。
基本的にはスリープを挟んでもちゃんと接続を回復するが、Droboだと回復後の接続でファイルのrange lockが残ったままになりファイルが強制的にクローズされてしまうようだ。(ディスクユーティリティでは"Invalid argument"で失敗する)

"OS X ユーティリティ"上ではSMB(= Windows共有)がマウントできないようだ。。というわけでAFPを代わりに使う。
これは適当なディレクトリ /Volumes/mount を作り、そこにmount_afpでマウントすればOK。

mkdir /Volumes/mount
mount_afp -i -k afp://USERNAME@IP-ADDR/SHARE /Volumes/mount

パスワードの入力を求めさせるには -i オプションを渡す必要がある。念のため-kでハードマウントする(ちょっと念入りにリトライするようになる)。手元の環境ではBonjourでのlookupはできなかったのでIPアドレスを直打ちした。

  • ディスクイメージを保存する

ターミナルを終了させて"OS X ユーティリティ"からディスクユーティリティを開き、パーティション(初期インストールなら"Macintosh HD")を選択して"新規イメージ"。
保存先としてNASを指定するにはファイル保存ダイアログで矢印をクリックしてフォルダ選択を出し、検索窓に / を入力してパス指定ダイアログを出し、先程の/Volumes/mountを指定する。なんでMacのUIってこういつもパズルゲームみたいなんだ。。*1

*1:Finderでファイル名をクリックしてマウスカーソルをどけると入力状態になる ってのも有ったな