ASUS Xonar U3

どうもASUSはこの手のUSBサウンドバイスから撤退してしまったようで、Amazonには平行輸入品しか無い。以前見掛けた記憶のあったビックカメラ新宿まで出向いて入手。もっとも、ASUSは新製品(U5 - U7の弟分に当たり、Dolby Home Theater / Dolby Digital Liveを省いて5.1出力としたもの)も出している。
U7( http://d.hatena.ne.jp/mjt/20140522/p1 )と異なり、いわゆるサラウンド出力やハイレゾサウンドをサポートしない代りにC-MediaのGX機能が付属してくる。Dolby Home Theaterも非サポート。
U7も持ってるので音質については特にコメント無し。というか、Dolby Home TheaterのインテリジェントEQってなんだかんだ言って優秀なんだなと感じた。
ただ、ゲーム向けの機能はU7に比べて充実していて、ヘッドホンを使用していてもWASAPI的なチャンネル数を8チャンネルに設定することができる。これが元々のC-Mediaのドライバの仕様で、どちらかと言うとU7のような最近のデバイスの方が心が狭い実装になっている。(Windowsとしては、U7のように実際のオーディオ接続と自動的に連動するシステムの方が推奨されているが、バーチャルサラウンドとは当然食べ合せが悪い。)
Dolby Pro Logic IIxをサポートしているが、2ch出力を選択しているときしか有効にできない。6チャンネル以上を選べば、Dolby HeadphoneDolby Virtual Speakerを作用させることができる。Dolby Pro Logic IIxして8チャンネルに拡張した音声にDolby HeadphoneDolby Virtual Speakerを作用させることも可能。
S/PDIFに対してもDolby HeadphoneDolby Virtual Speakerを適用することができる。2ch音声をDolby Pro Logic IIxで6チャンネルに拡張し、Dolby Digital Liveでサラウンドスピーカーに送ることも一応可能。

OpenALを有効にする方法

直接的にOpenALを使用することは出来ない。OpenAL SDKに付属しているCreativeのDirectSound3D wrapperを導入し、コントロールパネルのGXボタンを押した状態で32bitアプリからは"Generic Hardware"が見えるのでこれを使用する。

GXを無効にすると使用できなくなるので注意。当然64bitアプリケーションには対応していない。