伝説の68kエミュレータsyn68kはScheme風マクロ言語で生成される

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当時としては異様に高速で微妙な精度を誇ったMacOSエミュレータのExecutorは、ちょっと前(2008)にソースコードGitHubで公開された。
Executorの絶妙なポイントは:

ただSyn68kはgas等と異なり"本物"のSchemeは使用していない。単純にマシン記述言語の構文としてSchemeを借りているだけで、↑のツリーのreduce.cに無い関数は使用できない。
この手のScheme(やLisp)を借りたシステムは他にも色々有りそうだけど、なかなか良い例が思い当たらない。例えばEMACSのMocklispはそのような例だろうけど、見たことがない。