Hybrid W-ZERO3

12/2に購入。自宅のネット回線がADSLでなくなり、A/B割ができなくなってしまったので仕方なく機種変。

良いところ

料金体系。パケット通信使い放題のプランが事実上これしかない。年間契約割引が最大になったつなぎ放題コースより安いのはやり過ぎな気もする。(というか普通のW-SIM+ウィルコム定額プランSではなんで定額にならないんだろうか。。)
Xcrawlはあんまり期待していなかったけど、NetFrontのようなアプリケーションで使うには結構便利。逆に、標準のIEWillcom UIでは、動きが神経質で微妙。
地味にOpenGL ES 1に対応している。

悪いところ

まぁWindows Mobile端末に弁解の余地が無いのは毎度のこと*1なので。。初代W-ZERO3よりは相当良くなったと思うけど。

  • 手に持つと圏外

今まではnico.を使っていて、電波状況もそれなりに良好だったので気にしていなかったのだけど、感度の悪さは噂通りだった。
自室で手に持てないのはそれなりに困るので、Bluetoothを使ったハンズフリー環境を作らないと。。

  • 説明書が微妙

例えば、"ロック"をPINロック、"キーロック"を通常のキーロックの意味で使っているが、画面上ではどちらも"ロック"と呼んでいる。他にも、Windowsは(W-SIMでなく)3G回線のことを"電話"、W-ZERO3のことを"PocketPC"と表記するのに、説明書では一切触れていないなど、説明書の厚さの割にはカバーされていない項目がそれなりに有る。また、"全ての無線機能をOFF"をONにすることで無線を切るといった、難易度の高い言い回しも多い。
まぁ、Windows側の用語とSHARP側の用語が違ってしまうのは仕方が無いのかもしれない。。

BluetoothとWLANを同時に使用することはハードウェア的に想定されていないように見える。
理由は不明だがWindows MobileBluetoothスタックは、WANが無い状況だとPANのNAPにならない。このため、ホストPCとBluetoothP2P接続する簡単な手法は無い。
ホストPCがWindowsで、MSのBluetoothスタックを使用しているなら、WinsockのAPIを使ってRFCOMM経由の通信ができる。が、地味に面倒。。MSはIrDAの時もIrSockとしてWinSock経由のAPIにしていたが、そういう独自のアドレスファミリを使ったAPIにされると既存のinetアプリケーションが流用できない。
WLANを使いたくないけど自室が圏外という人は、BluetoothでActiveSyncを繋げると通信できるようになる。このような状況での伝統的な解決策はSlirpや"てるろーど"のようなPPPエミュレータ + シリアルポートだが、今のところ上手くいっていない。

  • Qwertyキーボードでない

どっちにせよ片手でキーロックを解除できないので、スイッチ類は全部両手前提でも良かったのではないかと。。

  • カスタマイズできるボタンが異常に少ない

事実上、画面回転キーとWindowsキーくらいしか余裕が無い。キーパッドを使ったランチャを作ると良いのかもしれない。。
一応Willcom UIのランチャがキーパッドベースのランチャとして使えるが、iPhoneのランチャよろしくページ単位でアイコンを管理しているのにページを移動するハードキーが無くページ移動の上下でカーソルの挙動が異なる(↑は常にページ移動、↓はカーソル移動)という理解しがたい設計。。

記憶が正しければ初代W-ZERO3でも断続的な振動は選べたと思うんだけど。。
一応、Windows側の機能に断続的なバイブレータが有るが、ちゃんとした設定UIが無い。

*1:たぶん一番満足度が高かったのは最初に買ったG-FORTだろう。。