VSYNCベースでないサウンドドライバ

アーケード版のサウンドドライバーは300分の1秒で動いていたため、これを実現しないと、風船の割れる音が鳴らなかった。強引にファミコンで300分の1秒の処理を実現させている。

これ本当なんだろうか。。でも確かにVSYNCベースでないサウンドドライバはファミコンや同世代の8bit機では見たことが無い。VSYNCベースでないサウンドドライバを使う動機には、強引にPCM再生しているような場合が有るが、ファミコンには元々PCM再生機能が有り、さらにカートリッジ側にも音源を積めるのでこれといって需要が無かったのだろう。
C64のようなプラットフォームではCPUパワーの都合で2V駆動(= 25Hz)*1サウンドドライバを使うケースが有るが、ファミコンではそもそも2V駆動のゲーム自体を見たことが無い気がする。
PC上のFM音源ドライバは、アーキテクチャ自体のタイマ割り込みやFM音源自体のタイマを使用できるのでそれなりに自由な駆動周波数を設定していることが多いようだ。PCにはVSYNC割り込みの概念自体が無いことも大きいだろう。(AmigaのMODのようにVSYNCを基準としていることも有るが。。)

追記

当時のファミコン系ではサウンドはVブランクとは別の呼び出しでタイマーでまわすのも普通の技法だったはずだが…

という意見もある。僕は件の本は読んでないのでなんとも言えない(でも確かに目次で想像が付く本だ。。 - http://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4429-0 )。
サウンドドライバ構造の分類は以前からやりたいテーマなので、ちゃんと調べたいという気持ちは有る。。冷静に考えると、BGMがVSYNC駆動でも、SFXがタイマ駆動というのは十分に有り得るし。

*1:1V = 50Hzなのは、あっちがPAL地域だから。