Mac導入

通常の人間にはちょっと難しい。もっとも通常の使用範囲ではUIのデキ*1とCmdのショートカットにまだ慣れてない以外には特に不満は無い。一応Mac漢字talkの頃から使ってるので操作に慣れているとも言える。15年前の慣れがいまだに有効というのは素晴らしい特徴に思える。
通常じゃない使用範囲、要するにMacPortsとかVMの使用はまだ難易度が高い印象。

Windowsのペイントソフトを使う

しばらくはWindows版のmdiappを使いつづけることにしようと思ってるので、parallelsを導入した。MacX11はまだMacに接続された入力デバイスをXInputで処理できないようだ。
parallelsは大体うまく動作するが、いくつか困ったことが起きている。

  • タブレットを使うとマウスカーソルが表示されなくなる。
    • これは、parallelsがマウスカーソルをWindowsの代わりに描画してしまうからで、これを防ぐ古典的なテクニックは"マウスカーソルの軌跡を表示する"こと。これはビデオドライバでアクセラレートできない*2ので、マウスカーソルは正常に描画される。
    • なぜかこの状況ではparallels toolsの自動ungrabの類が動作しなくなるので、タブレットを使うときだけこの設定を切り替えている。。
  • 64bitカーネル上でparallelsを使ってるときに、32bitのWineをOS X側で起動するとカーネルパニックする。
  • オーディオバッファのサイズを調整できないので、高負荷時に音飛びが起こる。

エミュレーションの完成度はかなり高い。シェーダを使ったプログラムも比較的健全に動作する。

MacPortsgcc

Mac miniは営業政策的な理由で32bitカーネルしか起動できない。ただ、ブートローダで判定しているだけなので、ブートローダにパッチすることで64bitカーネルも起動することができる。
で、MacPortsは32bit Snow Leopardではあまり健全に動作しないようだ。平たくいえば、+universalに対応していないportは64bit環境でしか動作しない。universal対応に対する要求は高まっているはずなので、今後完成度が向上してくることは期待できる。
moshのビルドはちょっと難易度が高い。http://wiki.monaos.org/index.php?.mjt/mosh/SnowLeopard

*1:どうも失敗に対して寛容じゃない。例えば、Spacesは同じスペースに切り替えようとしたら縦方向に動かすとか、"ユーザが何かしたけど何も起きない"ケースを減らすべきだと思う。Windowsみたいにダイアログ出すのとどっちが良いかというと微妙なところだけど。

*2:現代的なドライバでは事情が異なるかもしれない