最強のDIPなマイコンを探せ

結論としては、やっぱりdsPIC( http://ipishop.fu.shopserve.jp/SHOP/DSPIC33FJ64GP802-ISP.html )が最強のようだ。夢がない結果。
dsPICのアーキテクチャは良くできてると思うけど、如何せんコンパイラがちょっと。。dsPICのコンパイラgccベースだが、gcc4.0へのパッチがあるだけでgcc本家には統合されていない。まぁ16bitCPUなのが厳しい*1という気もするが。同じ16bitマイクロコントローラのMSP430にはmspgccプロジェクトがあるし、もうすこし何か配慮が有っても良さそうだけど。。
Propeller( http://www.parallax.com/propeller/ )は確かに強力なんだけど(多分8コアのDIPパッケージCPUなんて他に無いだろう)、アーキテクチャが少々アレなので除外。
要するに、DIPパッケージで全てを作るには、何が何でも16KのRAMに収める必要があるということで。
ちなみにH8 3069とかでも16K内蔵RAMなので、内蔵RAMで済ませるという目標を持つならパッケージによらず壁になるようだ。

スケール感

16KのRAMは、いわゆる8bit世代のゲーム機に通じる。

メモリをDRAMに取るようになると、ゲーム機の搭載RAM容量は飛躍的に増大する。スーパーファミコンで128K、PCエンジンのアーケードカードに至っては2MB有り、同年発売の初代プレステのメインメモリと同じ容量を確保している。
対して、当然チップに内蔵されるRAMはSRAMなのでスケール感は当時からそれほど変わってこない。

*1:AVR、68HC1x(8bit)、PDP-11(16bit)のような例外を除けば、gccのサポートするプロセサは最低でも32bitのword長を持つ。