上海問屋 DN-NAS501

USB Item

USB/IPでないかということを期待して買ったけど、そうではなかった。トランスポートプロトコルは独自の単純なもの。
チップは、おそらくESTI1868 :

このチップはLogitecのUSBデバイスサーバLAN-DVS/U2等と同じものと考えられ、デバイスドライバも同じものを共用できる。Logitecのツールは単に日本語化されたのみ。

x64版のデバイスドライバは微妙に異なっているようだ。
その他の雑感 :

  • UPnPやBonjourをそれなりに実装している。
    • (デバイスのIPアドレス)/01.xml 〜 05.xmlにアクセスすることでデバイスの情報を得ることが出来る。
    • 02.xml以降は接続されたデバイスの情報を示す。
    • Vistaでは自前のユーティリティを利用せずにUPnPを利用してエクスプローラから接続動作を行うことが出来る(LAN-DVS/U2の方を見てた)
    • Bonjourでは、設定ページのURLやデバイスをエクスポートしている。もしかしたら、プリンタを接続した場合はそのLPRポートも見せるかもしれない。
  • 上海問屋のページでは触れられていないが :
    • このデバイスは基本的に任意のデバイスをexportできる。HDDのようなストレージである必要は無い。
    • LPRサーバ機能が内蔵されている。
  • TCPプロトコルスタックが異常な挙動を示すことが有る。発生条件は不明だが、XPのTCPとは相性問題が有るように思える。
    • 非常に高い頻度でduplicate ACKを返す。(keep alive?)
    • たまに、内容のあるセグメントが重複する。(TCPタイマが非常に短い？)
    • ローカルネットへのマルチキャストを使うときに、TTL=255の非常に男らしいパケットを用いる。
  • TCP port 4660をUSBトラフィックに使い、UDP port 52330をディスカバリやコンフィギュレーションに使う。
  • nmapでOS fingerprintingを行うと、minixと表示される。
  • MACアドレスが何故かpriceton。(00:12:d4)