USB/IPのWindows対応が始まる

ついにusbipのWindowsクライアントの開発が始まったようだ。現在の所、リモートのマスストレージデバイス等をWindowsに接続することが出来る。
手元でビルドして使用してみたところ、かなり簡単にBSoDすることが解ったのでまだ通常の人間にはお勧めできない。ただ、今後は期待できる。
DDKを使ったソースコードのビルドは簡単で、DDKのプログラムグループにあるChecked build environmentを起動し、そのコマンドプロンプトから"build"と打ち込む。
現在のコードは、インターフェースが一つで、かつ、アイソクロナスエンドポイントを持たないデバイスに制限される。インターフェースが複数になるというのは、簡単に言えば、Linux側でbind_driverしたときに、デバイスあたりのドライバが複数有る場合はダメ。
難しいポイントはアイソクロナスデバイスへの対応に思える。元々USBのデザインはMSも含めて行っており、Windowsのその辺のサポートも比較的作り込まれている( = 制御するのがめんどくさい)。
USB/IPのクライアント/サーバの用語は少々理解しづらいが、サーバはUSBデバイスを提供する側、クライアントはUSBデバイスを利用する側ということになる。

フォーラムの発言によると、usbipを用いたデバイスサーバ製品が存在するらしい。確かに、製品ページからデバイスドライバをダウンロードすると、usbipを入手できる。