UIのネタ元

たまに、他人に見せる必要が生じるので纏めておいた方がいい気がしてきた。例えばCPUであればVAXとかPDP-11あたりを知らないのは流石に不味いみたいな。

Newton Messagepad

まぁ現代的にはiPhoneなんだろうけど、Newtonに及ばない点もある。
消去する時の煙エフェクトや、動的言語で書かれたアプリケーションフロントエンド、永続的で共通したオブジェクトストアをApple製品としては初めて採用した。
アプリケーション間でデータを移動する際に、コピー&ペーストではなく、画面端にデータをくっつけることでも行える。この仕組みはコピー&ペーストより明らかに優れているが、積極的な採用はなかなか成功していない(WindowsのOLEや、Macの"発行と引用"等として仕組みは存在するが、system-wideのものとしては成功しているとは言えない)。

Canon Cat

インクリメンタル検索や、統合された表計算などを備えていた。また、Newton同様、UIの基本は無限長のメモを区切る事にある。
このシステムデザインを日本語に拡張するのはあまり容易な仕事ではないように思える。例えばMigemoのようにローマ字ベースのインクリメンタル検索を検討する必要がある。

(any document oriented environment)

Lisa、超漢字、...。あまり良いビデオを見つけられなかった。捜索中。

KORG OASYS

OASYSそのものはそれほど新しいシステムではないが、Linuxを搭載したPCハードウェアシンセとしては未だに最高峰にいる。
近代的なデジタルシンセはDSPなり何なりのプログラムの差し替えで様々な音源をサポートするのが普通なので、音源設定によって備えているノブやスライダの機能は変化する。(一部のノブに機能がアサインされないまま出荷されるケースすらある!)
Reset controlやシーンセレクトなど学ぶべき点は多い。

Farlight CMI

CMIは非常に典型的なページベースのGUIを持つ。
要するにWindowingによるダイアログを表示することが出来なければ、自然とページ単位で機能を分割したGUIにせざるを得ない。
NewtonやiPhoneのようなタスク指向のPDAはCMIのようなページ単位のUIをある意味では実践していると言える。しかし、ページの遷移をランチャ経由で行う必要があるから、リアルタイムオペレーションに向くとは言い難い。