paravirt_ops / KXen

要約 : paravirt_opsだけでは機能しない。Xen側の仮想ハードウェアとのインターフェースも必要。
APIのセットはarch/x86/include/asm/paravirt.hにある。
つまり、あるOSをparavirt_opsクリーンにしたとしても、仮想ハードウェアとのインターフェースという段で特定のHypervisorに依存する事になる。

KXen

KXenに言及してなかった。

KXenは、要するにWindowsで動作するXenで、通常のWindowsから通常のVMwareのようにゲストOSを起動できる。ただし、KXenは現在のところ :

  • PVMには対応していない。要するに今有るのはXenのインフラでqemuが動く部分。
    • Xenのデザインではネットワークや他のPV機能はDom0側のDaemonで賄うので、相当するものがWindows側に必要
  • Xenリポジトリには統合されていない(3.4リリース後)

あと、KXenはVMMであり純粋なユーザモードアプローチではない。
MonaXen対応になった暁には、WindowsユーザはこのKXenを使うことになると考えられる。が、現在はPVMに対応してないので何ともいえない。